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しあの巣

読書やゲームや美術館めぐりなどの日々の記録

基本情報技術者受かってました

雑記

5月に合格通知きたので何を今更という感じですね。基本情報落ちた記事のアクセスが多いので一応振り返っておきます。

一応前回の試験結果:
sianos.hatenablog.jp

自己採点

 午前:7割ぐらい
 午後:6割後半
配点予想だと受かっているけど実際どうだろうな〜〜〜と思いつつ待っていた記憶がある。

やった本

かんたん合格 基本情報技術者教科書 平成27年度 (Tettei Kouryaku JOHO SHORI)

かんたん合格 基本情報技術者教科書 平成27年度 (Tettei Kouryaku JOHO SHORI)

→前回からほぼやってない
かんたん合格 基本情報技術者過去問題集 平成27年度秋期

かんたん合格 基本情報技術者過去問題集 平成27年度秋期

→平成27年度春期ぐらい
改訂2版 基本情報技術者 らくらく突破 表計算 (基本情報技術者試験 らくらく突破)

改訂2版 基本情報技術者 らくらく突破 表計算 (基本情報技術者試験 らくらく突破)

→前回からほぼやってない→3章まで(2回め)

前回と比べて増えたのは過去問の午後問をきちんとやって解き方を覚えたくらい。長文であればあるほど問題文中に答えがある、ということが分かったのが試験勉強中一番の収穫だった。国語の試験だ、なんて言われるのも納得。

というわけで長文と問題セットの多さにめげず、過去問を解いて問題の解き方を覚えて、問題セットが簡単なように祈れば合格できる(かもしれない)。

次は応用情報技術者です。ガンガリマス

『こころ』夏目漱石

★★★☆☆ 読書

#明治 #文学

 ある朝山本沼五郎が不安な夢から目覚めてみると、kindle paperwhiteが半額になっているのに気がついた。ので購入した。ついでにいい加減こころでも読むかと思ってDLした。kindleの箱に書いてある小説が『こころ』だとは思っていなかった。
 電車の中で読んだので大分細切れの時間で読んでしまったことと、真っ昼間に読んでしまったこともありあまり先生に感情移入できずふーんと読み進めている間に終わってしまった。どうしても先生もうちょっと根性出せやみたいな体育会系的考え方をしてしまい自分でもこの読み方はどうなんだと思いながら読み終えた。夜中か時間のあるときに一気読みをすればよかった。
 今の比較的前向きな自分を憂鬱にするほどのパワーはなかったものの、読み終えた日の夜は母親が自殺する夢を見た。

『横浜駅SF』イスカリオテの湯葉

★★★★☆ 読書

#SF #横浜駅
本編26話、増発3話までの感想。
kakuyomu.jp

絶え間ない改築の続く横浜駅がついに自己増殖の能力を獲得し、膨張を開始して数百年後の日本。本州の99%は横浜駅で覆われ、SUICA を所有する人間が住み自動改札による徹底した監視下にあるエキナカの社会と、それ以外の僅かな土地に追いやられた人間の社会に分けられていた。青函トンネルでは、増殖を続ける横浜駅JR北海道との終わりの見えない防衛戦が続いていた。非 SUICA 住民達の住む岬で暮らしていた三島ヒロトは、古代地層から発掘された「18きっぷ」を手に、五日間限定での横浜駅への侵入を果たすが…

 カクヨムのあらすじから引用。出だしの一文から物凄い出落ち臭を感じるのだけど、それだけの話じゃなかった。続きが気になってどんどん読ませてくるタイプの話。
 SFとしてはそこまでガジェット~~って感じでもないし、近未来感はあるようでないような感じなのだけど、横浜駅エキナカをぼんやりと探検していく様がとても良かった。あらすじの通り本州はほとんど横浜駅で覆われているので、他所の県に行くにしてもてくてくと駅構内の通路を通ってゆく。駅構内も多様性があり、傾斜があるところにはエスカレーターやエレベーターが生え、人が集まって暮らすところは横浜駅も多層構造になる。人工物なのになんとなく自然的な部分があって、そこのミスマッチさが不思議な雰囲気を作り出していた。
 多分私はよくわからないところをぼんやり旅する話が好きなんだと思う。自分が読みたいのはどんな小説だろう…と考えたときに、ふとキノの旅が思い浮かんだ。キノの旅とは似ても似つかないけど、「横浜駅SF」もヒロトと一緒にちょっと退廃的なエキナカ空間を歩いていくのが楽しかった。

『羽生善治のこども将棋 終盤の勝ち方入門』羽生善治監修, 小田切秀人執筆

将棋 読書 ★★★☆☆

#将棋 #終盤

 詰将棋を始める前にこれを読んでおけば…と思った。逃げ道に捨てよとか、金はナナメに誘えとか、玉の逃げ場を確認して詰み筋を考えるとか、三手詰で見覚えのあるテクニックが多く出てきた。三手詰で詰みのテクニックはなんとなく分かってきたものの、寄せについてはちっとも分かってなかったし各種囲いの弱点もよくわかってなかったので、その辺りのことをなんとなく知れたのは良かった。大駒を切るタイミングが難しいし二枚替えなんかは実戦で指せる気しない。逆に美濃囲い崩しはかっこよすぎて是非実戦で指したい。
 内容としてはとても簡単なので、終盤本としては最初の一冊にするのがいいと思う。終盤の基本的なことは分かるけど終盤力で負けてしまう~とかいう場合はもうちょっとレベルの高い本に行くべきだろう。次は寄せの手筋系の本を読みたい。

『ねじまき少女』パオロ・バチガルピ著, 田中一江・金子浩訳

★★★☆☆ 読書

#SF #バイオロイド #東南アジア

ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)

ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)

ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)

ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)

 なかなか味わえないタイプの面白さがある話だった。石油は枯渇し、遺伝子操作されたゾウムシによって世界的に生態系破壊が進み、超スピードで変異する病原体が存在して人類の数は激減し…と文明は進歩するどころか退化している世界で、病原体から国を守るために鎖国状態にあるバンコクが舞台。群像劇としてバンコク内で生活する様々な人の生活が語られる。
 面白かったのは群像劇としての性能の高さ。主人公級の人が5人に重要人物がその倍くらい居てややこしさはあるんだけど、物語を貫く大きな流れを各々の立場から観測する…という構成の巧さがとても良かった。世界観も直接は明らかにされず、最初はおぼろげだった設定がだんだんと焦点の合ったものになってくる。なので最初は分かりにくいし終盤になっても人間関係が複雑で分かりづらかったりする。
 ただ、SFとして読んだときには自分の求めるところと違うかなあという感じ。遺伝子操作が非常に発達しているようだが、近未来的な設定としてはそのくらい。自分はSFに対し文明の発展!という格好いい要素を求めていたんだなあと少し思った。あとは環境問題に興味がないとか、群像劇がそこまで好きじゃないとかそういう部分もある。
 ただまあ、設定が難しかったのと読みが足りなくてよく分かってないことが原因であまり楽しめなかった―なんて可能性はかなりありそうなので、機会があれば再読したい。

『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上①』ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼス著 本兌有+杉ライカ訳

★★★★☆ 読書

#サイバーパンク #twitter #活字ドラッグ #SF?

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (1)

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (1)

 togetterで読もうとしたことはあったものの、スマホから見るの大変すぎて一度は断念していた。というわけで書籍版を読んでみた。
 感想としてはなんだこれ超面白いじゃんなんで今まで読まなかったんだ、って感じ。思わず笑わせてくる忍殺語、ネオサイタマの微妙に退廃的な雰囲気、それでも過度に絶望することなく普通に暮らしている住民たち、1人戦うニンジャスレイヤーの格好良さ、勢いの良さ等々全般的に好み。おおむね1エピソードで1回はニンジャを殺すのはニチアサっぽさがある。深く感じ入って「ああ…早く読めば良かった…」としみじみ思う類の本ではなく、エンタメとしてぶっ飛んでて面白いしアニメ化してブームになってた時に勢いに乗っておけば良かった!って思う類の本。本というかもともとはtwitter上で連載されてるものだけれど。
 そういえば、本としてまとまっていると読みやすいなあとつくづく思った。twitterは過去の膨大なログを遡るのに向いてない。togetterを使ってもそれは同じことで、ストレスなく読むことが出来なくて実際めんどくさい。

 以下は各エピソードについて簡単な感想。
ゼロ・トレラント・サンスイ
 ダークニンジャ=サンとの交戦前っぽい。ニンジャスレイヤーは実際強い。

ベイン・オブ・サーペント
 ナンシー=サンが登場する。扉絵で蛇に絡みつかれているナンシー=サンが豊満なバストを強調させているが、猥褻は一切無い。通りすがりニンジャスレイヤー=サンの通り魔感。潜入捜査物は世界観が比較的見えるので面白い。

ネオヤクザ・フォー・セール
 タイトルママ。クローンヤクザもアップデートされている。

メナス・オブ・ダークニンジャ
 たぶん「ゼロ・トレラント・サンスイ」の続き。ダークニンジャ=サンはニンジャスレイヤーとナラクニンジャパワーとドラゴン・ゲンドーソーの力を合わせてなんとか追い払えるくらいなので実際強い。

キルゾーン・スモトリ
 好きなエピソード。廃墟でスモトリを殺すカチグミって設定が良い。安い…安い…実際安い…

キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー
 良い。ギンイチが頑張って戻ってくるところが普通にアツい。ニンジャスレイヤーにしては心温まるエピソード。

アポカリプス・インサイド・テインティッド・ソイル
 ナンシー=サンの豊満なバスト!バイオニンジャが出る。ニンジャが手を組んで戦うシーンは好み。ソウカイヤ系じゃないニンジャには比較的甘いニンジャスレイヤー。

レイジ・アゲインスト・トーフ
 戦闘用義手を与えられた可哀想なシガキ=サンのエピソード。物知りなナラクニンジャ=サンが喋る。ネオサイタマ住民の、かなりひどい目に合いつつもなんだかんだ明日を生きるための希望はなくさない…みたいなところすごく好き。

プライズド・ドージョー
 道場急襲エピソード。センセイって弟子いたんすね。

ラスト・ガール・スタンディング
 ヤモトコキ!カワイイカワイイヤモトコキ!スゴイカワイイ!蟹!
 いやーニンジャスレイヤーってあざとい要素もあるんだなあと思った。ヤモト…。この本の中で一番好きなエピソードかも。

フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ
 オハギ。ニンジャが手を組んで戦う!良い!おおむねニンジャはクズ。

ボーン・イン・レッド・ブラック
 ニンジャ殺すべし!これを1巻の最後に持ってくるチョイスがにくい。

将棋入門書4冊を読んで

読書 将棋

#将棋
 どうぶつしょうぎが楽しい。どうぶつしょうぎウォーズというオンライン対戦できるアプリでは3級まで進み、ようやくまともに指せるようになってきたかなというところ。だがどうぶつしょうぎはプレイ人口が少なく、周囲でも毎日指し続けている人は1人しかいない。これを書いている時点では平日の20時半頃なのだが、将棋ウォーズの入場者数は5326人。対してどうぶつしょうぎウォーズの入場者数は171人である。しかもどうぶつしょうぎプレイヤーは将棋プレイヤーでもあることが多いので、定跡の書き方やちょっとした言い回しが将棋用語になりがちでよくわからない。そんな理由もあり、ちょこちょこ将棋の勉強を進めてきた。
sianos.hatenablog.jp


 最近読んだのは以下の4冊。読んだ順に並べている。

今から始める将棋―ルールから指し方まで (NHK将棋シリーズ )

今から始める将棋―ルールから指し方まで (NHK将棋シリーズ )

将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)

将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)

 読む前の知識は駒の動かし方が分かるという程度。小学校の時に指した経験がある…とかそういうこともなく全くの初心者。読み終わった現在では駒の持つべき役割が分かり、囲いや戦法の名前を聞いたら組めないけどなんとなくああいうやつだよなーってイメージできるくらいの知識がついた。多分。なんとなくの知識を積み重ねていっている。

 一番面白かったのは『将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編』。完全ガイドと謳っているが定跡をとことんカバーしているわけではなく、むしろ簡潔にまとめている。詳しい定跡は他の本をあたってねという方針で、複雑になりすぎず読みやすい。加えて戦法が生まれた経緯を簡単に述べているので、もともと持っていた狙いがイメージしやすくて良い。振り飛車の天敵は居飛穴だってことがよく分かった。

 『今から始める将棋―ルールから指し方まで』は図が多くて読みやすかった。『将棋入門』(白い表紙)と『序盤の指し方入門』(黄色い表紙)の中間くらいの内容だった。主に「好きな駒を見つけて指そう!」ということが目的なのか、駒を活躍させる方法が多く書かれていた。子供ならそれでいいだろうけど、大人が将棋を始めるとなったらむしろきっちり定跡とか頭に入れた方が指しやすいんじゃないかなあと思う。
 その点、『将棋入門』『序盤の指し方入門』は入門者向けに簡単な内容ではあるんだけど、将棋を指す上で大事な考え方を教えてくれるので良かった。『将棋入門』は駒の役割と序盤~終盤までのざっくりした流れ、『序盤の指し方入門』は駒組みのための目的意識がメインなので内容はあまり被っていない。どちらも読みやすく、良い本だった。