基礎知識を得て本を読め『読書の技法』佐藤優
#読書法
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/07/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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前提
・読書には順番があり、手続きがある
・基礎知識がないと速読しても意味が無い
・速読が熟読に勝ることはない
・基礎知識は熟読でしか身につかない、熟読できる本は限られている
→熟読する本を絞り込むための本の精査として速読が必要
本の読み方
本を選ぶ→本をどう読むか*1決める→本を読む→(読み方によっては)読書ノートを作る
本を選ぶ
・大型書店員*2に聞く
//↑の部分以外、この節はあまり参考にならなかった
//私はよくamazonのレビュー欄を使う
//以下の超速読、普通の速読は基礎知識がある前提の技法。ない場合は熟読して基礎知識を得ること。
・超速読
・1冊5分
→最初と最後、目次以外はひたすらページをめくる
→気になるところに印
・目的1:本を分類する
→①熟読
②普通の速読+読書ノート
③普通の速読のみ
④超速読のみ
・目的2:読むべき箇所を見つける
・普通の速読
・1冊30分程度*3で読み、30分で読書ノート作成
・目的:内容を大雑把に理解してインデックスを作る
・やりかた:
①完璧主義を捨て、目的意識を持つ
②雑誌は著者で判断
③定規を当てながら読むなど(一般的な意味での)速読技法を参考にする、読み返しを防ぐ
④重要箇所は印をつける
⑤本の重要部分を1ページ15秒、残りを超速読
//基礎知識ある前提
⑥大雑把に理解、記憶してインデックスを付けて整理
→内容を大雑把に理解し、あの本のあの部分にこういうことが書かれていた、あの箇所にあたればあの情報が出てくるというインデックスを頭のなかにつくる
・既存の情報は適度に飛ばし、必要な未知の情報だけを拾い読みする
・読書ノートは時間をかけすぎない、1hなら1hと決めてそれ以上時間をかけない
・抜き書きにコメントを残す
→自分の判断(賛成、反対、違和感がある、理解できる/できないなどで可
→自分の意見
熟読のやりかた
第一読
①まず本の真ん中くらいのページを読んでみる
→本の難易度を判別
②シャーペン、消しゴム、ノートを用意する
③シャーペンで印をつけながら読む
→重要部分にとりあえず線を引く、わからない部分に?を書く
第二読
④本に囲みを作る
→特に重要な部分を囲む。どんなに多くてもテキストの1/10
⑤囲みの部分をノートに写す(写す部分は最小限
→定義、数字、固有名詞などに言及がある部分と、重要とは思うのだけど自分で意味がよくわからない部分を書き写す
→×写本 ◯理解するために抜書き。迷ったら書き写さない
→自分のコメントも書く
第三読
⑥結論部分を3回読み、もう一度通読する
熟読の要諦は、同じ本を3回読むこと
基本書は最低3回読む
第1回目 線を引きながらの通読
第2回目 ノートに重要箇所の抜き書き
第3回目 再度通読
熟読できる本の数は限られている
熟読する本を絞り込むために、速読が必要になる
その他
・熟読できる本は限られている
→佐藤の場合月に超速読(5分)で250冊程度、普通の速読(30分~3時間)で50冊程度、熟読で3~4冊処理
//読書慣れしてる人でも普通の速読では月に50冊程度が限度か
・読書には順番があり、手続きがある。我流で字面だけ追う読書は、特に哲学書の場合、誤読する可能性も高い
//存在と時間はズッ積本(とも)だょ…
・(基礎知識を得るとき)応用知識を身につけようと欲張らない