『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上①』ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼス著 本兌有+杉ライカ訳
#サイバーパンク #twitter #活字ドラッグ #SF?
- 作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2012/09/29
- メディア: 単行本
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togetterで読もうとしたことはあったものの、スマホから見るの大変すぎて一度は断念していた。というわけで書籍版を読んでみた。
感想としてはなんだこれ超面白いじゃんなんで今まで読まなかったんだ、って感じ。思わず笑わせてくる忍殺語、ネオサイタマの微妙に退廃的な雰囲気、それでも過度に絶望することなく普通に暮らしている住民たち、1人戦うニンジャスレイヤーの格好良さ、勢いの良さ等々全般的に好み。おおむね1エピソードで1回はニンジャを殺すのはニチアサっぽさがある。深く感じ入って「ああ…早く読めば良かった…」としみじみ思う類の本ではなく、エンタメとしてぶっ飛んでて面白いしアニメ化してブームになってた時に勢いに乗っておけば良かった!って思う類の本。本というかもともとはtwitter上で連載されてるものだけれど。
そういえば、本としてまとまっていると読みやすいなあとつくづく思った。twitterは過去の膨大なログを遡るのに向いてない。togetterを使ってもそれは同じことで、ストレスなく読むことが出来なくて実際めんどくさい。
以下は各エピソードについて簡単な感想。
ゼロ・トレラント・サンスイ
ダークニンジャ=サンとの交戦前っぽい。ニンジャスレイヤーは実際強い。
ベイン・オブ・サーペント
ナンシー=サンが登場する。扉絵で蛇に絡みつかれているナンシー=サンが豊満なバストを強調させているが、猥褻は一切無い。通りすがりニンジャスレイヤー=サンの通り魔感。潜入捜査物は世界観が比較的見えるので面白い。
ネオヤクザ・フォー・セール
タイトルママ。クローンヤクザもアップデートされている。
メナス・オブ・ダークニンジャ
たぶん「ゼロ・トレラント・サンスイ」の続き。ダークニンジャ=サンはニンジャスレイヤーとナラクニンジャパワーとドラゴン・ゲンドーソーの力を合わせてなんとか追い払えるくらいなので実際強い。
キルゾーン・スモトリ
好きなエピソード。廃墟でスモトリを殺すカチグミって設定が良い。安い…安い…実際安い…
キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー
良い。ギンイチが頑張って戻ってくるところが普通にアツい。ニンジャスレイヤーにしては心温まるエピソード。
アポカリプス・インサイド・テインティッド・ソイル
ナンシー=サンの豊満なバスト!バイオニンジャが出る。ニンジャが手を組んで戦うシーンは好み。ソウカイヤ系じゃないニンジャには比較的甘いニンジャスレイヤー。
レイジ・アゲインスト・トーフ
戦闘用義手を与えられた可哀想なシガキ=サンのエピソード。物知りなナラクニンジャ=サンが喋る。ネオサイタマ住民の、かなりひどい目に合いつつもなんだかんだ明日を生きるための希望はなくさない…みたいなところすごく好き。
サプライズド・ドージョー
道場急襲エピソード。センセイって弟子いたんすね。
ラスト・ガール・スタンディング
ヤモトコキ!カワイイカワイイヤモトコキ!スゴイカワイイ!蟹!
いやーニンジャスレイヤーってあざとい要素もあるんだなあと思った。ヤモト…。この本の中で一番好きなエピソードかも。
フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ
オハギ。ニンジャが手を組んで戦う!良い!おおむねニンジャはクズ。
ボーン・イン・レッド・ブラック
ニンジャ殺すべし!これを1巻の最後に持ってくるチョイスがにくい。