『もっと知りたいカラヴァッジョ―生涯と作品』宮下規久朗
#美術 #バロック
もっと知りたいカラヴァッジョ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
- 作者: 宮下規久朗
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2009/12
- メディア: 単行本
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ダリ展を見に行こうと思い予習がてらダリの画集を借りに行ったら、近くにアートビギナーズ・コレクションのカラヴァッジョがあった。カラヴァッジョは2016年に東京で開催された「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」に行ったことがあったので久しぶりに見てみるかという気持ちで借りた。ダリのアートビギナーズ・コレクションはなかった。
www.nmwa.go.jp
やはりカラヴァッジョすごいなあと思い直した。というクソみたいな感想しか書けないのがしばらく感想を書かなくなった弊害という感じがする。
カラヴァッジョ展に行った際にも軽く予習は行っていたが、改めて意味不明な人物だと思う。著者はカラヴァッジョに対して
破滅的で、人格が破綻し、傲慢かつ繊細なならず者であったと思う
と評しており、本書の中でも様々なところからその性格を読み取ることができる。だが、絵に関してはその奇人から生み出されたとは思えない技巧が凝らされている。
カラヴァッジョの絵に関しては、キリスト教を題材にした作品なのに妙に現実的な場面だったり、なんとも言えない表情をしていたり、光と影の付け方がうまかったりというところが好きだ。本当は、美術館で見て絵の持つパワーに圧倒されてひれ伏したというほうが正しいのだけど。。懐かしくなって、図版が欲しくなった。
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がっつりネタバレしているので分割
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『夢みる宝石』シオドア・スタージョン
#SF #幻想
- 作者: シオドアスタージョン,Theodore Sturgeon,永井淳
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/02
- メディア: 文庫
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某氏からおすすめされて1ヶ月くらい前に購入したもののずっと積んでいたのでさくっと読んだ。さくっと読めた。ジャンルとしては幻想SF(ファンタジー要素は薄め)といった感じ。
綺麗な話だったなあ、というのが最初の感想。個々の登場人物が好き、とかそういう感じではない。ネタバレ無しに感想を書こうとすると難しいのだけど、人間性の話だった。そういうのは見てて綺麗だなあと思う。美しいものはいいものだから。