某人にほほめるすん10冊選んだ
みの人に薦める本を勝手に選んだ。嫌がらせのくせによくある本のリストにしかなってないので、何一つ読まなくてけっこうです。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドについての考察を考えていたら遅々として進まないので書いた。
1.はみだしっ子
- 作者: 三原順
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1996/03
- メディア: 文庫
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私にはとても文章化できなかったが、teresaさんの書いている感想がはみだしっ子のあらすじ紹介かつ魅力をよく表していると思ったので以下にリンクを張っておく。
三原順 「はみだしっ子」を再読して
正直1番にあげたものの某人が気にいるかどうかは分からない。この本は好き嫌いが別れると思う。
ただ、絵柄や設定の無謀さで敬遠するのは勿体無いと思うので機会があれば是非とも読んで欲しい。ちなみに、「Part.10 山の上に吹く風は」を越えてからが本番。
2.すばらしい新世界(もしくは、1984年)
- 作者: オルダスハクスリー,Aldous Huxley,黒原敏行
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/06/12
- メディア: 文庫
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- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: 文庫
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みんなだいすきディストピア小説〜!どうしても2冊ディストピア小説が読みたいなら両方読めばいいけどそうでもないなら片方でいいと思う。
古典的でビッグブラザーとか二分間憎悪とか二重思考とかその手のネタ元が知りたい、全体主義の思想的な面に興味があれば1984年を、
まさにタイトル通りの「すばらしい新世界」を味わいたい、ディストピアなのかユートピアなのかよくわからないが安定した世界を味わいたければすばらしい新世界をどうぞ。
3.寄生獣
- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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せいぞん〜、せんりゃく〜!
名作。
4.近代の政治思想―その現実的・理論的諸前提
近代の政治思想―その現実的・理論的諸前提 (岩波新書 青版 A-2)
- 作者: 福田歓一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1970/01/20
- メディア: 新書
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私が政治思想史好きなのでおすすめに入れてみた。政経で習った程度の知識しかなかったのが「そんな歴史的背景があってそういう考えに至ったのか!へえー!」となるので面白い。
5.罪と罰
- 作者: ドストエフスキー,工藤精一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1987/06/09
- メディア: 文庫
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超古典なのでここに入れていいものか微妙だったけど某人は好きかなーっと思った。だって主人公が引きこもりで根暗で頭はいいから。
6.ロボットは東大に入れるか
ロボットは東大に入れるか (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)
- 作者: 新井紀子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/08/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルはチャラいものの、中身は面白い入門書。人工知能にできること/できないこと、人工知能が人間に優る点/劣る点、人工知能と人間の関わり方が変わることへの予測・警告なんかが分かる。あと文章が簡単で読みやすい。
人工知能東ロボくんの数学の解き方なんて「は???」ってなるし、英語が苦手な理由も面白いので某人以外にもオススメできる本。
以下数合わせ
7.ファイト・クラブ
- 作者: チャック・パラニューク,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/04/08
- メディア: 文庫
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一応あげたものの、某人が抱えている生きづらさというのは彼らが抱える生きづらさとは別種のような気がする。
「生きている実感」を求めているならどうぞ。
8.ドグラ・マグラ
- 作者: 夢野久作
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1976/10
- メディア: 文庫
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序盤こそ面食らうもののそんなに読みにくくないっすよこれ(マジレス)。普通に面白い。
ただまあ頭のおかしさはずっと漂ってるのでオススメにあげた。
蛇足:読んでて気が狂いそうになる、もう嫌になる小説ということであれば『死の棘』をどうぞ。浮気バレた夫と発狂した嫁が無限ループ喧嘩を繰り返す話。とんでもない威力がある。
9.祈りの海
- 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2000/12
- メディア: 平装-文?
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読める!と思えるなら順列都市、ディアスポラ、あといろいろ何行ってもすんげー面白いと思う。今私も宇宙消失読んでてめちゃくちゃおもしろい。
ただ短篇集はとっつきやすく、かつ作者がどういうテーマを大事にしているかが分かりやすいのでよい。
1o.毒になる親
- 作者: スーザン・フォワード,玉置悟
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/10/18
- メディア: 文庫
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完全に蛇足の一冊だけど、必要とするなら絶対に読むべき一冊。もしかしたら某人は読んでるかも。
ある意味、いままであげたどの本よりも救いになりうる。ただしこちらも傷をえぐられてダメージを負うし、問題にきちんと向きあおうとすると一年や二年では済まない。
でも、抱え込んだまま生きるよりはおそらく楽になる。問題が一切解決しなくても、これが不満だったと本人に言うことで(自分の心が)解放されることもたくさんある。自分と向き合うための本。
そもそもオススメを聞かれていないのに勝手にやってごめんなさい。リスト作ってみたかったんです。
みの人が楽しい読書沼にハマることをお祈りしております。