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しあの巣

読書やゲームや美術館めぐりなどの日々の記録

エログロ乱舞の能力者バトル『戦闘破壊学園ダンゲロス』架神恭介

★★☆☆☆ 読書

#ライトノベル #デスゲーム #能力者

戦闘破壊学園ダンゲロス (講談社BOX)

戦闘破壊学園ダンゲロス (講談社BOX)

 エログロ厨二な能力者物。TRPGをノベライズしたものらしいが、元々のTRPG要素がどこにあったのかはいまいち分からず、普通に能力者ものとして読める話になっている。読むのは二度目だが、相変わらずの下品さと勢いが良かった。
 ”魔人”なる能力者は人間を遥かに上回る体力や攻撃力を持ち、ついでに特殊能力も一人一つずつ持っている。能力の裏付けがまた「認識した通りに世界が変容する/認識を他人に押し付けることができる」というこれまた厨二マインド溢れる設定で、そういうわけで魔人の能力は厨二っぽいものが多い。眼球が飛べば女風呂を覗けるのにな~と考えていたら眼球を自由に飛ばすことのできる能力を得た…など、こうだったらいいのになという妄想が現実化したものが多い。そんな感じで微妙に格好いいんだか悪いんだか使い勝手がいいんだか悪いんだかな能力が多く、見ていて楽しい。
 基本的には終始キャラの設定でゴリ押しする感じ。能力者モノならではの上手いコンボもそこまで多くないし生徒会vs番長グループの団体戦といいつつ個別の戦闘が多め。能力者モノのコンボが見たい、丁寧な伏線と華麗な活躍を見たいとなるとなんか違う…と思いそう。エログロ能力者バトルでいけいけどんどーんみたいなノリの良さを求めるなら良いかも。個人的にはメタい部分をどう処理していいかいまいちわからなかったのがちょっと微妙だった。読了感がメタに塗られるのはなーという感じ。