『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦

#児童文学 #冒険小説

ペンギン・ハイウェイ

森見登美彦の話なにか読んでみたいなーというのとペンギン・ハイウェイというタイトルに惹かれて読んだ。わりとペンギンペンギンしていた。
少しずつペンギンたちの謎やお姉さんの秘密が明かされていくストーリーはわくわくしながら読めて楽しかった。子供が主人公の話なんだけど主人公は大人びているし物事に対して考える姿勢が良いのでちょっと憧れる。どうやって自分のたてた問いについて考えればいいんだろう、と思っていた時期だったので主人公の父の与えるヒントは私へのヒントにもなって思わぬところでいいものと出会った気分。
読んでから知ったんだけど、この作品は某SFに影響を受けて書かれたらしい。最近その本を読んだばかりだったので驚いた。けどその本とは楽しむポイントが違うし、あまり先入観を持って読むと楽しめなさそうなのでここで書くのは控えておく。読んだ人なら途中で気づくかもしれない。