野﨑まどオールスター!大混戦スマッシュブラザーズ『2』野﨑まど
- 作者: 野崎まど
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2012/08/25
- メディア: 文庫
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ネタバレ多めの感想。以下続きを読むでどうぞ。
ついに『2』まで到達した。野﨑まどは刊行順に読むべきだなどということを前々から聞いていたのだけど、それは『2』にそれまでの主要キャラクターをどんどん出してくるからだった。厳密にはメディアワークス文庫から出ているものを順番に読めばよく、[映]アムリタ→舞面真面とお面の女→死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~→小説家の作り方→パーフェクトフレンド→2と来れば漏れなくカバーできる。
sianos.hatenablog.jp
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『2』はアムリタ2ということだと思っている。一応本編中で2というキーワードの解説は入るのだが、それよりもアムリタだった。アムリタの続編というよりはアムリタを2段階くらいグレードアップさせた感じ。
そう、アムリタなのだ。アムリタだから…アムリタがあまり好きではなかった私には、残念ながらそこまで響かなかった。野﨑まどの集大成感はあるし、アムリタよりずっと面白いんだけど、それ以上ではない。そもそもこの「創作の極地とは?」というテーマに興味が持てないのだからどうしようもない。ううむ。真面の解釈―人間は感動するために生まれてきた―は面白いと思った。野﨑まどの発想というか、こんなことも考えつくのか!というようなアイディアは好き。ラノベだからか、説得力に乏しいところが難点だけど。
とりあえずいつものやつ。
「百回殺す。百万回殺す。もうそろそろいいかなと思ったところからさらに百億回殺す。ぎたんぎたんのばたんばたんのばらんばらんのずたんずたんのぶよんぶよんのえろんえろんにして東京スカイツリーのてっぺんに速贄にして新観光名所にしてやる。いやはやなにせ天使様だからなぁ高い所がお好きだろうからなぁもっと高い建物があれば良かったんだがなぁ。そうかあれか宇宙か。宇宙葬というやつか。それがいい。おい真面ロケット買え」